☆解説☆

「Lotus And Visceral Songs」を発表してから5年間のライブ活動の濃密な成果であり、
俺にとっては三宅さんとの20年に渡る付き合いを凝縮させたエキスのような作品。

三宅さんに誘われて上京したのが20年前。最初のバンドは2ヶ月で空中分解。その後もついたり離れたり。

12年前に同じメンバーでHYPEというバンドとしてレコーディングしたが、何ヶ月かけても完成させられず、結局お蔵 入りになった。

5年前の三宅さんのソロアルバムは俺は2曲だけ、KKは3曲の参加。

今回は漸くバンドでの録音。
この3人でしか出せない音。
20年かけて辿り着いた音。

この作品に出会えて、参加出来て、大好きな音を残せて本当に良かった。


ベーシックの録音に2日、ミックスに2日、三宅さんがダビングした分を入れてもトータル1週間足らずで完成。

期間は短いが軽々録った感じではなく、最後の曲を録り終わった後、KKは2時間ぐらい立ち上がれず、
本当に全身全霊で持てる能力のすべてを搾り出すようなレコーディングだった。

前作はクリックで管理された中でのプレイだったが、今回は基本ノークリックで解き放たれた野獣の如きプレイ。

ギターバッキングやハーモニーなどダビングされているけど骨組みはトリオのライブ演奏。

ノーエディット。1音も動かしてません。

三宅さんの奏でるピアソラのような美しく妖しいメロディと、ジミヘン、ジェフベック、ウルリッヒロート直系の
ストラトキャスターのサウンドがこれでもかと言うぐらい堪能出来るアルバムです。

知的でワイルド、オーガニックでクレイジーなサウンド。

NATALドラムで録ったKKの音もプレイもいいしね。

世界中探してもこんな音のバンドはいない、と胸をはれる作品。

ベーシストとして発音、音色、タイム感、グルーブ面で前作より随分良くなってると思う。

ここ1年ぐらいで掴んだコツを上手く反映できました。

組み立てやフレーズ等も任せて貰って、自分らしいプレイ、アイデアが随所で生きていると自負します。

前作は三宅庸介のファーストソロ、今作は三宅庸介初のリーダーバンドの作品だと俺は捉えている。

2700円、安い!買え!買ってくれ!