☆解説☆

渾身のセカンドアルバム。
HEMP移籍後でカウントすると2ndだが実質は3rd。

全員で曲を作り、組み立てるスタンスは変わらないけど、福島がパーツだけではなく、
ある程度形にして持ってくるようになったので、曲作りも早くなり、福島の色がより強くなっています。

ドラムの大将、菊地浩則最後の作品。
福島の作るリフに1バスだとキツくなってきたことや、色んな歪みが深くなり、本作のツアー後に脱退。

ある意味ギリギリのバランスの上にある作品とも言えるが、バンドとして熟している時の作品だと思う。
曲もよく出来ているし、歌詞も面白い。


ジャケットも気に入っている。元は俺のアイデアで、大将がデザイン。
タワレコのチャートで結構上位にも行ったし、内容も前作よりいいと思うんだけど、何故かレーベルが重版、再販してくれず。
レーベルスタッフへの不信がつのって、この後HEMPを離れることになる。
MP3でいいから再販してくれたらいいのにね。
今でもいいと思える作品です。
 
録音途中、尼崎でJRの脱線事故があり、中学の同級生が亡くなったことを知る。

あまり友達の多くない俺だったが、何度か彼の家まで遊びに行ったことがある。
高校は別々だったが卒業後に美容師になった彼と偶然電車の中で再会。
お店の場所を聞いて梅田まで出向き、髪を切ってもらったことが一度だけある。

中学生の頃の彼は少し人見知りだったが、社会人になって本来の明るさが前面に出て、ああ大人になったんだなあと眩しく思った。
俺はまだ学生だったか、フリーターだったか忘れたが、置いて行かれたような、少し悔しく少し嬉しい気持ちだった。

その後順調に出世して兵庫の三田の店を任されていたが、梅田での店長会議があるから、というのでその電車に乗っていたらしい。
青天の霹靂。

直後、ローリーバンドで大阪に行った時に酒を手向けに行きました。
一緒に呑みたかった。

最後の曲「絆」はメンバー4人の絆の歌だけど、亡くなった友人のことを想いながら弾きました。
バラードは苦手で、今聴いても下手だなあと思うけど気持ちは入ってます。